考えずに考えることを選ぶ

「うだうだ考えるまえに行動しましょう。行動した後に色々ついてくるから。」的な教えをビジネス書でよく目にします。

すごくわかるのだけれど「思考すること」は行動に入るのだろうか?

気づけば思索に耽っていることが多いということは、何も考えずに「考えること」を選択しているのかもしれないと思った。

そんな風に思いつつも、考えたこと自体を残しておくには何かしら書くしかなくて。何も考えずにパソコンに向かってカタカタとキーボードを叩いている。

そんなことを言っていると打つ手が止まる。そんなことより実際には無言でタイピングをしているだけなのに「言う」という表現をよく使っていることに気づく。

発話した音声と脳内の思考がほぼ同列に意識されているのだろうな。なんだか不思議だ。

脳内を走る電気信号の波が空気を振動させる波へ変わるまでに何が必要なのだろう。なんなら今聞こえているタイピング音は私の声と言っても過言ではないのかもしれない。しかし私にしか聞こえていないのであれば、脳内の思考と一緒なのではないか。

なんか山の中で木が倒れた音を誰も聞かなかったら、木は倒れたと言えるのか。みたいな禅問答か何かを思い出した。ちゃんとした問題の定義も解答も思い出せないので後で調べよう。

先ほどカタカタと音を表見したが、どちらかというとパチパチかちゃかちゃという方が近いかもしれない。爪切らなきゃ。

机の上が散らかっている。片付けに入ろう。