書評の書き方を学ぶために、書評を読んでリバース・エンジニアリングしてみる

読書

こんばんは、ハクロです。

最近ちょっとずつだけどブログの更新頻度を保てるようになってきました。

とりあえず思ったことをなんでもいいから文章にしよう。自分の持っている物を紹介してみようとざっくばらんに書き続けていますが、やっぱり本を読んだり、人から聞いた話で役立つものを発信していきたいと思っています。

そのために書評的なものが書けたらいいなと漠然と考えています。

ただ、ネットで「書評の書き方」「ブログの書き方」などの検索をかけても人それぞれ書き方も違えば伝えた方も違うものですよね。

本来ちゃんとした手法のようなものもあるのでしょうが、習うより慣れろ感があるのも事実だと思い、世にあふれる文章を分析して傾向を掴むべきではと考えた次第です。

故にリバース・エンジニアリングです。

リバース・エンジニアリングとは

直訳すれば逆行工学という意味)とは、機械を分解したり、製品の動作を観察したり、ソフトウェアの動作を解析するなどして、製品の構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、設計図などの仕様やソースコードなどを調査することを指す。-wikipedia-

です。

工学系の用語ですが、簡単に言うと分解して仕組みを理解することだと捉えています。

なので、書評を読んだら

①段落を分ける

②段落ごとに伝えていることが、どんな問に対する答えなのかを整理する

③全体として伝えていることは何かまとめなおす

という作業をすれば、仕組みや手法を理解できるんじゃないかという仮説。

実際にやってみたいと思います。

書評でぐぐってぱっと出てきたものを使わせてもらいます。

楽しくてためになる『胎児のはなし』ー読みたい本が、きっと見つかる!HONZー

ネットの文章はソースコードを見ればパラグラフがすぐにわかるので便利ですね。

見た目も改行で別れているので助かります。

こちらの書評は12の段落で別れていますね。

わかりやすいところから読み解いていきます。

”胎児の神秘。人類誕生過程の〜”から始まる書き始めはこの本自体の扱うテーマがどんなものかについての答えですね。生物学における胎児に関する謎にはどんなものがあるのか具体例を上げることでテーマをはっきり伝えると良いということですね。

2〜9段落は紹介されている本の内容に触れています。発展の歴史をざっくり総ざらいすることで、紹介する本の全体像をつかみやすくしています。また、8,9段落では「驚いたことに」「衝撃の事実」など読むことで新しい発見が得られるであろう部分にも触れて読み手の興味をそそっています。

10段落では著者の紹介と、本の文体に触れ読みやすさのアピールがなされています。

11段落では読んでもらいたい人が誰か、12段落では読了時に持ちうる感想がどんなものかが書かれています。

つまりこの書評に含まれる問とは以下のようなものになります。

①本書のテーマは何か?

②どのようなことが書かれているのか?読むことで得られる発見は何か?

③本書の読みやすさはどのようなものか?

④著者の経歴はどんなものか?

⑤読むことで利益を得られるのはだれか?

⑥読了後の感想はどんなものか?

そこまで専門的でなく、読み物としての科学書っぽいので、全体としてはとっつきやすさを意識して書くのが良いのでしょうね。

まとめ

思いつきで分析っぽいことをしてみましたが、思いの外得るものが多かったです。やっぱり「習うより慣れろ」かも。

自分が何か本を読むときも必ず問を持って読めば、レビューを書くときに役立つし内容も頭に入ってきそうですね。アウトプットする意識を持つのは大事ですね。

今回参考にしたのはどちらかと言うと学術系なので、内容も整理されている方が読み手も理解しやすいでしょうね。

これが小説の書評とかだと変わってくるのでしょうか。こんどやってみます。

それでは、それではまた〜