こんばんは、ハクロです。
後編を書くのがだいぶ遅くなってしまった…
金沢能登2〜3日目の記録です。
前編はこちら→[金沢][能登半島]初めての有休消化。自分探し的なひとり旅をしに、能登の半島へ。前編[旅行]
目次
21世紀美術館の会館15周年記念企画展「現在地」がキレキレな作品だらけでめっちゃそそる
2日目のメインは21世紀美術館です。
なかなか奇抜な展示が多いとの噂を聞いて、そこそこ美術館好きな私としては行くしかないと思い、朝の散歩を済ませて直行しました。
写真を撮ることのできる展示も多く、とても楽しかったです。
ただ、写真よりもその瞬間の自分の感じ方を優先したいので、こういう時はあまり写真を撮ろうとはしないタイプです。
ちょっと面白目の展示は写真に収めましたので、ご紹介・
館外にも大きなオブジェがたくさんあり、周りを歩くだけでも楽しめます。
これらは永久展示らしいのでいつ行ってもあります。
で、15周年企画展は「現在地」というタイトルで、アートと〇〇みたいな部屋がたくさんあり、テーマごとの立体がたくさん並んでいました。
〇〇の部分には、科学とかバイオテクノロジーみたいな一見美術とは遠そうなテーマの展示もあり面白かったです。
カプーアの部屋は中の写真も撮れたのですが、もし行ける方は是非自分の目で見て欲しい。一番ズーンってきた作品。大きめの展示で座るスペースもあったのですが、あの空間にはずっといれる気がしました。思索に耽りたくなる作品。
展示が12/19までなので、行ける方は是非是非!←もっとはよ書きなさい
このウサギの着ぐるみは韓国からの労働者らしいです。笑
そんなまさか!と思って5分くらい近くでじっと見つめてしまいました。こういう展示と説明にギャップのあるの大好き。
時間ごとに動き出すけどタイミングが合わず動いてるとこは見れませんでした。
このダンボール。喋ります。
なんかだんだあったけど、いろんな場所に運んでもらえるからダンボールに生まれて良かったわ!って言ってました。関西弁で。笑
創作されたキャラクターに魂はこもるのか?みたいな仮説から生ませた作品群の一部の展示だそうです。
買い取ったキャラクターの権利をオープンにして、いろんな人に自由に作品を作ってもらって、作品の著作権はキャラクターに帰属させるっていう。
最終的にそのキャラクターの葬儀を執り行ってプロジェクト終了っていう計画だったらしい。
なんとなく、攻殻機動隊のタチコマを思い出してしまいました。
他にもベンチに変なの座ってたり、ちょっと不気味な絵が壁一面に描いてあたっり、建物自体もガラス張りでオシャレだし、遊び心が溢れに溢れた空間でした。
あと、SFちっくな映像作品がすごい印象に残っているんですが、あれはなんだったんだろう…
入り口には音声案内もあったのですが、聴くには時間が足りなかった…
正直、能登半島の先っちょを目指さないといけないので30分くらい見て回ればいいかと思っていましたが、気づけま3時間ぐるぐるぐるぐる見て回っていました。
21世紀美術館だけで三日くらい使いたかった…
音の出る木製の戸棚とか、板を踏んだエネルギーが波紋になって光が揺らぐやつとか、ビーズクッションのお化けみたいな中に入れる展示とか、やくしまるえつこのPVとか、話し出すとキリがない。笑
普通に絵も飾ってあったりで、ほんとにずっといても飽きないと思いました。
美術館に時間を割いてしまったので、先っちょに行かずにゲストハウスへ直行
本当は能登半島を時計回りに回って、先っちょを経由したのち、ゲストハウスで一泊と思ったのですが、時間的に余裕が無くなってしまいました。
予定を変更して七尾のゲストハウスへ直行。
高松の道の駅でカツカレー休憩。
からの海!天気がちょっとぐずついてますがこれはこれで味がある風景でした。
結局道中小雨がぱらつく中、16時ごろにゲストハウスに到着。
泊まったのはゲストハウス北海さん。
隣のCafe遊帆さんはタイ料理のお店ですが、軽食やケーキなども置いてます。
ゲストハウスのご主人の奥さんがこちらのCafeで受付をしてくださり、ついでにキャロットケーキをいただきました。
マクロビオティックなケーキで、バターとか使ってないのにすっごく美味しかったです。
素朴な味ですが、決して淡白ではなく、やっぱり素材の味って大事だなって思いました。
上の白いクリームは豆腐とヨーグルトで作ったクリームで、最初ほんとに生クリームと間違えるほど濃厚でした。アクセントになって美味しかったです。
コーヒーもゴリゴリ挽いてからゆっくり入れてくださって、とってもほっこりしました。
薪ストーブっていいですよね。
メニューの上にはなぜかクラゲ。かわいい。笑
かと思いきや、ゲストハウスの入り口には鬼の面。怖い。笑
部屋は和室。ドミトリーを取ったのですが、あまり混み合うシーズンでもなかったので、この日泊まったのは私一人でした。
近くの国民宿舎でお風呂。歩いて5分くらいのところです。
夜道は思ったより暗かったので、ライトとかあれば良いかもしれません。
夜空は星が瞬いていて綺麗でしたよ。空気が綺麗だと良いですね。
2日目就寝
3日目は能登半島の先っちょ禄剛崎へ、後帰宅
この日も朝は早起きして散歩。
この時期一番の冷え込みで海辺なのもあって寒い寒い。ベンチコート持ってきて良かった。
初めての場所での朝の散歩って独特の雰囲気があって好きです。
太陽の上り具合では夕暮れと区別がつきにくいのも時間の感覚がなくなるようで不思議な気分です。
ちなみにゲストハウス北海さんはのと鉄道七尾線西岸駅の真ん前なので、電車のアクセスもいいです。
ちょうど朝の電車に見覚えのあるアニメの絵が。
花咲くいろはは金沢が舞台だったとこの時初めて認識しました。
面白かったなぁ。当時ニコ動で見ててコメントの「朝ドラでやれ」が懐かしい。笑
水たまりと空。
やっぱり朝は空気がうまい。
朝ごはんは遊帆さんで。
トーストが厚切りでよき。
前日は奥さんが受付してくれましたが、朝はご主人も一緒でした。
セーリングの経験が豊富な方で、海外での経験もあるとのことでした。
日本は船の操縦や運行にいろいろ免許や制度、規制が厳しいらしく、船に乗る文化が廃れてきているのをすごい心配してらっしゃいました。
楽しくお話をしつつもこの日中に禄剛崎へ行き大阪に帰らないといけないので、名残惜しくもゲストハウスを後にしました。
道中は背負って禄剛崎到着!2時間くらいかかった。笑
道の駅でソフトクリーム。寒い中食べるのも乙なもので。
トンビ来たって…どうしろと。笑
展望台でパシャり。
先っちょの禄剛崎は日本列島のまん真ん中らしい。割とパワースポットとして有名だとか。
海を眺めて、この世の無情を日本海に流し帰路につくのでした。
帰りしなに禄剛崎から能登半島を反時計回りに15分ほどのところにあるつばき茶屋さんでお昼ご飯。
メニューが石に書いてある面白いお店。
いか一杯使った定食。美味。
向かいの駐車場は国定公園の展望台で見晴らしもいいです。
店員のお姉さんが気さくで、とても好印象でした。話を聞くに、この店に立ち寄る人はみんな先っちょを目指しているのだそう。笑
帰りしなにお姉さんの宝物だという近くで拾った水晶を見せてもらました。写真撮らしてもらったら良かった…
大阪まで帰ることを告げると「安全運転で気をつけて」とエールをもらいました。ありがとう。
ただ、つばき茶屋を出たのだ午後2時。
大阪に帰り着いたのが午前2時。
教訓。車の一人旅は危ない。夜は運転しない方がいい。高速道路は使いましょう。
長い一人旅でしたがこれにて終了。
いろいろな人と出会えて、綺麗な景色を見れて、胸いっぱいの旅でした。
ゲストハウス北海さんは今度は夏場にセーリングに行きたいですね。
旅の目的
ツイッターにちょろっとポエムをつぶやいたのですが、旅をする理由について考えてみました。
今回の旅は正直勤めている会社の社内事情がゴタゴタしてて気晴らしって部分が大きかったです。
でも、旅に出てみるといろいろな人や場所に出会えて得るものがたくさんあって、一つのところにずっと留まっていると心も淀むのだと思いました。
たまの遠出でそれを解消するのもいいでしょう。
どこか遠くに行きたい。という願望は誰しも持っているものかと思います。
でも、行ける場所を会える人も限られていて。
それでも、自分の知らないどこか遠くにも、私と同じように暮らしている人がいるということを確認しに旅に出るのだと。そう思いました。
ポエムで締めます。
みなさんも良い旅を。